リリアとトレイズ

3日前、活字が凄く読みたくなった
だから、ラノベを購入した

買ったのは、『アリソン』シリーズと『リリアとトレイズ』シリーズだった
著者は時雨沢恵一
キノの旅』の作者である
この番外編にあたる『学園キノ』がとても面白かったので、文章の書き方、癖、物語の構成の仕方、
キャラの理念等がとても気に入ったので彼の本というだけで、まあ多分ハズレじゃないだろう
面白いだろう、そんな理由から手に取った。

けれどやっぱりそれだけの理由で全巻購入にいたるには理由が薄い
全巻購入すると5000円を越えるのだから悩むのも当然だ。
まあ、そんなわけで読む前に『リリアとトレイズ此戮硫子様観察記をまず読んで判断しようと思ったわけだ。
だってインガルスパパは言っていた。
終わりよければ全て良し、と。
この全ての最終巻最終章にあたる王子様観察記が素敵なものならば、きっと『アリソン』シリーズと
リリアとトレイズ』シリーズは定価で買う価値ある本とみなして良しと考えたのだ。
かくして王子様観察記を読了した。
読後「なんて良いもの読めたのだろう」と、素晴らしい余韻に浸れた。
勿論、本編をちっとも読んでいなかったからいろいろちんぷんかんぷんではあったのだが、
なんて素敵な文章でおさめられているのだろうと感嘆した。
だから買った。全巻買った。予想に違わず面白かった。良い本だった。良い買い物をした。

その後絶望的事実を知った。
アリソンもリリトレもアニメ化が決定していた。

読むんじゃなかった

もう絶対アニメを素直に楽しく視聴なんて出来ない
私はきっと観て文句を垂れる
原作だとこうなのにどうしてアニメはここを省くのどうしてどうしてと文句を垂れる
嗚呼……、どうせならば、アニメから入りたかった……っっ。
そしたらそんな文句は出ようもなかったのに。

けれど少しはアニメ化も楽しみだ。嬉しいことでもある。
飛行機の飛ぶ様子をフルアニメーションで観られるとか素晴らしい。
きっと素晴らしく観ていて爽快な絵に仕上がるはずだ。
ヴィルの友人君やユーフェミーアやメリエルが絵としておこされるのは素晴らしい。
これは純粋にとても楽しみだ。

けれど不安の方が大きい。
だって、イクス語とかベゼル語とかロクシェ語の表現をどうする気なんだ。

謎だ。

まあ、いい。

とりあえず、トレイズはかわいいとってもかわいい。涙をぬぐう仕草とかとってもかわいい。