崖の上のポニョ

まあ、ぶっちゃけ、あんまりおもしろくはなかったです

ふーん、で?って感じの作品

正直、つまらないストーリーでした

胸を揺さぶられたシーンは……皆無でした(←それは映画として致命的欠陥です)

でも、映像は、流石という感じのクオリティで凄く綺麗でした。美麗でした。
魚とか海とかクラゲとかの映像は一見の価値ありです。

ただ、なんといってもキャラデザが、気に入りませんでした!
ポニョ、かわいくね。
ソースケ、かわいくね。
リサ……は、まあまあ。
ポニョママ、キモイ。
ソースケ父、普通。けしてよい意味で使われない普通。
ソースケの友達の女の子、普通。けしてよい(ry

なんでだろ。
千と千尋の神隠し』のときもだったけど、なんで主人公不細工に設定するんだろ?
見目麗しくないキャラクターばかりが繰り広げるお話、世界観なんて全く好みじゃないです。ヤです。
いや、見目麗しくなくとも心惹き付けられる何か光るものを持ったキャラクターばかりであったなら
それでもよかったんです。でもどっちもないって、それは、ちょっとどうかなって話。

あ。けれどもポニョ父はかなり好きだと思ったかも。
声はどう聞いてもアルフです大変ありがとうございましただったけどね。
まあ、これは、駄目絶対音感持ちの私が悪いのであって、所ジョージに罪はないです。
ていうか本編よりポニョママ&ポニョ父のなれ初め話の方が数倍おもしろそうな件

ほんとね、ソースケとポニョの話なんてさ、めっさ、どーでもいいですよ。

けど、まあ、ハウルみたいにつっこみどころありまくりなストーリーでもなく
破綻なく綺麗におさめられていたのは良かった……のかなあ。

どうでしょう。

も一つ気に入らなかった点
老人ホームひまわりの老人達について
……監督が歳だからでしょうか。
この老人達に自己投影してんじゃねーの疑惑がふちゅふちゅ湧いてきてヤな感じでした。
最後、歩けなくて車椅子座ってたおばあさん達が楽しそうに走り回ってたじゃないですか。
あれね、実は死んでた系のオチだったらば、まだ、良かったと思います。
だってねぇ、歩けなかった人が歩けるようになるなんて、それって奇跡じゃないですか。
奇跡は代償なしに物語内で発動させちゃ駄目ですよ。嘘っぽいでしょ!?
ご都合主義そこに極まれりって感じがしちゃうでしょ!?
実は死んでた系のオチじゃなかったので、なんか、凄い、萎えました。超萎えました。
あれは駄目ですよ。
あんな、現実で果たせなかった夢を物語上の登場人物に叶えてもらうみたいなの。
なんか気持ち悪いです。ヤです。

なんだろう。なんていうか、そう。凄まじい欺瞞を感じて不快でした!

更にも一つ気に入らなかったのは
リサの運転が乱暴なとこです。
個人的に……それが例えアニメキャラであっても……ああいうのはいちドライバーとして、許せんです。
ああいうドライバーがいるから事故とか起こるんですよ。むかむかっっ!!

……まあ、とにかく手描きであんな綺麗な海を表現した、その技量についてだけは手放しで褒めます。

うー。

創った人には申し訳ないですがイマイチな出来の作品と評価を下さざるを得ない作品でした。
結論としては、やっぱり、ジブリ耳すまが一番最高の作品ってことなんだぜ!!
え? それって宮崎監督の作品じゃないじゃんって?
うん。そだね。でもいいの。あの甘酸っぱさはたまらんです。
あ、でもラピュタナウシカ魔女の宅急便紅の豚も好きですよ普通に。
あれらは良作です。