モーツァルト!

モーツァルト!観に行ったよ!

ストーリー感想箇条書き
・ヴォルフガングさんガチクズ過ぎ。始終ヴォルフガングさんにドン引き。
 パパに借金のしりぬぐいさせるのは駄目だわ
・ヒロインはコンスタンチェじゃない。レオポルドパパだ!
・コロレド大司教をどうしてそんなに嫌うのー?
 そこまで嫌な人じゃなくない?
・セシリアは悪役……なのだろうけども、レミゼみたあとだと、
 テナルディエ夫人よりは悪い人じゃなくない?と、思ってしまう
 気を強く持ち拒否の意思をきちんと示しさえすれば
 あんなに金をむしりとられることもなかったんじゃない? と

演出感想箇条書き
・アマデの存在意義が良く解らないけどとりあえずアマデによるヴォルフガング首絞めシーンが
 やりたいが為にアマデの存在を消せないのかなと思った
 確かにあのシーンがなくなるとちょっと悲しい
・アマデとヴォルフガングがちょっと乖離しすぎな感じなのが気になった
・巨大ピアノみたいなのが舞台になっているのは面白くていい
モーツァルトの話なのにモーツァルトの曲がちょろっとしか流れない
 ほぼ印象に残らない演出だったのが残念だった
 これこれこの曲を作曲した時モーツァルトの私生活はこうだったのだ!みたいな
 ストーリー期待してたので、ちょっとがっかり
 『魔笛』制作の流れだけほんのちょびっとこの期待に沿っていたけど後は全然
 ただ、言わばレンタル品な本作、脚本がいじれないという事情は解るので、
 これは仕方ない事なんだろうなと諦めはつく……が、残念無念
 上手い人がなんとか工夫すれば、モーツァルトの音楽をストーリー展開に絡めようと
 思えば絡められる感じなのが本当惜しい

キャスト感想箇条書き
・山崎育三郎asヴォルフガングアマデウスモーツァルト
→歌上手い 若々しい イラッとくるモーツァルト

市村正親asレオポルト
→安心と信頼の市村ブランド 
 私がみた回がほぼ初日だったせいかアンサンブルの人と合わせるのに珍しく苦戦していたイメージ

和音美桜asナンネル
→めっちゃかわええ。大変良かった。文句なし。レミゼでファンティーヌ役をされていたとのこと。
 ぽい。ぽいわーって思った。

・木下晴香asコンスタンチェ
→ヒロイン役かと思いきやどっこい不幸の申し子役だった。
 「コンスタンチェ」のキャラは好きになれるところがあまりないのだけども
 木下さんはその嫌な感じをうまく演じられていて良かったと思う
 ただ、ちょっと、歌に迫力が不足していたかなー?
 芝居も、youtube平野綾さんver.みてしまうとどうしてもね
 平野綾さんでみれば良かったって後悔せざるを得ませんでした
 凄み、すさみ、怒り、イラつき、慟哭がより深く感じられるのが平野さんver.だと思う

涼風真世asヴァルトシュテッテン男爵夫人
→涼風さんのイメージが今まで「剣心の声役の人で声優としてはマイナス50点くらいの人」という
 はなはだ酷いイメージのものだったから全然期待していなかったのだけど、歌も演技もバリうまだった
 周囲の観客の人からも休憩時間等に男爵夫人役の人凄かったねみたいな声をよく聞いた
 凄く評判が良かった
 事実、とても素晴らしかった
 こっちの仕事に専念してもう二度と声優業はしないで欲しいと思う
 人には適材適所というものがあるのだと痛切に思い知りました

・コロレド大司教as山口祐一郎
→声が独特で、くせになる。
 山口さんは、とても、いいぞ!
 この人の出る他の作品も是非みてみたいと強く思った。とても、好み!
 レベッカを観に行くことに決定しました
 非常に楽しみです 

・アンサンブルの皆さん
→頑張って欲しい。
 2018年版みたあと、2014年版のとか海外版のとか順にyoutubeでみてみたの。
 負けてると思うのどう考えても!
 もっと歌声分厚くがっしり揃えて欲しい!
 それにしても海外版は本当凄い。
 あのレベルにまで日本版のを仕上げていくにはどうしたらいいんだろうか。

全体感想
→レオポルトの訃報がもたらせられてからの流れをみていていろいろ感情移入して
 自分は泣いてしまったので もう、とやかくいう気がおきない
 おとーさんは大切にせなあかんよなみたいな小学生並みの感想しか正直抱けなかった
 個人的にいろいろ私生活と事情かぶる部分があって、ダイレクトにいろいろ響いてきた辛い

 ちなみに、これみたあと、6月11日の『グレーテルのかまど』でちょうど
 「ヴィーナスの乳首」特集で「アマデウス」が紹介され、
 シュタゲゼロでもアマデウスサリエリがキーとなってクローズアップされていて
 モーツァルト!って作品自体が凄くなんだかタイムリーだなと思いました
 まあ、グレーテルのかまどの方はそのまんまミュージカルモーツァルト!のステマ
 だったのかもしれないけどもね
 サリエリといえば、サリエリのサの字もモーツァルト!に出てこないのが、本当笑える
 そして、それがモーツァルトの人物像にぴったりで凄く良いと思う
 サリエリは、モーツァルトのアウトオブ眼中の存在、みたいなね
 サリエリさんが可哀想過ぎる

 で、あとは、作中でフランス革命が起こっていて、レミゼに引き続きよく劇中で
 フランス革命起きるなー。フランス革命のシーンいいなあ。
 フランス革命モノのミュージカルとかあったらみたいなーって思って調べたら
 調度「1789バスティーユの恋人たちが」やっていたけど6月の公演はもう完売状態で
 7月からは九州に行ってしまうので、みれないなと思ったら俄然悲しくなりました。
 九州まわったあと、もう一回帝劇に帰ってきてくれていいのよ?
 加藤和樹君目的でチケットとれる時にとっとけば良かった。私のバカ。
 普通に日本語に訳さず「1789 Les Amants De La Bastille」なら多分初期にチケットとってたと思う
 なんだか、副題が、その、日本語訳にすると野暮ったくてつまらなそうに見えたのよ!

 仕方ないのでツタヤに行って映画「アマデウス」でも借りてくるかと考えている
 今日このごろです
 ただ、山崎育三郎モーツァルトみたあとトムハルスモーツァルトみたら
 顔みる度に、八つ橋にくるんだ表現してみるけど、「なんだかがっかりしそう」で心配
 山崎育三郎モーツァルトはとにかく見目麗しかったからねぇ