伯爵カインシリーズ

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【感想】
ルキアの蝶屋敷話は『カフカ』の焼き直しっぽい
・棺桶屋と葬式屋の話は良く出来ていた
・ゴッチャはやっぱりオカルト色濃いなあ
 「切り刻まれ食べられたミスプティングの悲劇」とか
 「誰がこまどり殺したの?」とか
 オカルト要素なしの事件を毒の伯爵素人探偵カイン様が解決する短編の方がやっぱり好みでした。
 使われるものは毒や薬や狂気だけ。そっちの方が現実味があって良かったです。
 デライラという組織とか屍人形とか蜘蛛を操れる力とか死者蘇生とか
 幽霊に憑依されるとか酷い厨設定で、受け入れ難いものがあります。
 カインの世界にオカルトっていうかファンタジーはいらなかったと思うのです。
・ミケイラが全然シュゼットに似ていない件
 先生絵柄変わりすぎです。
・ルロイかわいいよルロイ めくるめく夢広がるエロスの世界
 彼は由貴先生の作品で初めてエロ妄想出来たキャラです
 ごめんねルロイ
カサンドラエロいよカサンドラ
・ジザベルかわいいよジザベル
・ジザベル幼少時の話は小学生の時道徳の時間の教材に
 出てきた話で酷似したものがあった気がしますよ?
 病気の子供の親が子供がかわいがってたペットの兎を子供に滋養付けさせようと思って
 それがペットの兎の肉だと子供に知らせずに食べさせて
 後に子供が自分の食べた物がかわいがっていたペットの兎だったことを知って、嘆く話
・ジザベル、ある意味ハッピーエンドか
・カシジザ(カップリングじゃないよ。恋愛要素ないよ)万歳!
・なんといってもラストが気に入りました。買ってよかったです。
・初めて集めた漫画単行本が由貴香織里本だったので、カインシリーズが
 全巻手元に揃うとなんだか感慨深いものがあります。
 ちなみに初めて買った漫画本は『砂礫王国』です。

天禁(13巻まで所持)を売る決意が固まりました。
 これは駄目なのですよ。つっこみどころ多すぎで。
 やっぱり由貴先生の作品は私の中ではゴッチャで終わりました。
 『砂礫王国』『戒音』『少年残像』『カインシリーズ』←あり
 『螺子』『天使禁猟区』←なし
 ですね。私の中では。妖精なんとかとか、ヴァンパイアなんとかはチラ見しただけですが。
 ルードヴィッヒ革命はまあ、ありっちゃありなんですけど。
 ただ……私巨乳女って、嫌いっていうか、なんていうか、苦手っていうか魅力がわからないというか。
 そういう点において決定的に趣味が合わなくて。集める気になれないノー。
 由貴先生の作風といい真堂樹先生の作風といい、どうして好みのものと外れた方向に行っちゃうかな。